ストレッチ入門ページ

①ストレッチの種類

筋肉を伸ばして柔軟性を向上させる手技です。大きく分けると「動的ストレッチ」「静的ストレッチ」の2つに分類されます。一般的には動的ストレッチで終わってしまっているケースが多く見受けられます。動的ストレッチはスポーツ競技開始前などに筋肉の働きを良くしておく時には有効ですが、一般的に筋肉を緩めるのがメインではありません(厳密に言うとこの動的ストレッチも実際は2つに分類されますがここでは割愛します)。ですので、筋肉を本質的に緩めて基本の柔軟性を高めようと思ったら静的ストレッチをしなければなりません。


②出したくない伸張反射

急激に筋肉を過度に伸ばすと筋紡錘という組織からⅠa神経線維という神経を通って脊髄に「筋肉切れるよ~!」という危険信号が送られます。そうすると、α運動神経という神経を通って、筋肉に「切れないように縮まりなさ

~い!」という指令を出します。このメカニズムを「伸張反射」といい、いわゆる防衛反応ですね。脚気の検査で膝のお皿の下の腱を叩くとピーンと脚が伸びますよね。あれがまさにそうです。

ですので、今まで皆さんが行ってきた「ギュッギュッ!」と反動をつけたストレッチや、筋肉を強く叩いたり揉んだりするような行為では、この反射が出てしまい、かえって筋肉は硬くなってしまいますのです。

ただし、今から競技を開始する直前などで、筋肉の動きを良くしておかなければならない場面では、出力をあげる意味で動的ストレッチを取り入れることもありますので、全てが悪いわけではありません。


③これが重要!Ⅰb抑制

逆に、この伸張反射が起こらないように筋肉をゆっくりと伸ばしていくと、20秒くらい経過したところで、ゴルジ腱器官という組織からⅠb神経線維という神経を通って脊髄に「筋肉が少しずつ伸ばされているよ~!」という情報が伝わります。そうすると、α運動神経を通って、筋肉に「それに合わせて緩みなさ~い!」という指令を出します。このメカニズムを「Ⅰb抑制」といい、これを働かせることによって筋肉を緩めるのです。静的ストレッチの基本ですね。

ただし、伸張反射と逆で本格的な激しい競技の直前など、今から筋肉の出力をあげておかないといけない場面では、かえってパフォーマンスが落ちることもありますので、詳細はスタッフまでおたずね下さい。


④ホールド&リラックス

筋肉は思いっきり力を入れた後に、より緩む性質があります。これを「ホールド&リラックス」といいます。なかなか力が抜けない方や筋金入りに硬い方にはよく使う手法です。

また、少し原理は違いますが、皆さんも写真のように目一杯力を入れて伸びをするとその後スッキリしますよね?人間は自分が自然と力が入っていて抜けていないのって案外気づかないものなんです。皆さんも一回全身に3秒程力を入れて「ストン!」と力を抜いてみてください。意外にリラックスできるものですよ。


T-ストレッチは他のストレッチと何が違う?

ですので、「伸張反射」「Ⅰb抑制」は全く逆の反応なのです。筋肉は急に伸ばされたらそれに抵抗して縮まる反射が起こり、ゆっくり伸ばされれば、それに対応する時間の猶予をもらえたことによって、筋肉を緩めることができるのです。

ほんと人間ってうまくできてますね。

T-ストレッチは、この人間本来が持っている筋肉を緩める反応であるⅠb抑制をしっかりと働かせることによって、本質的に筋肉の柔軟性を向上させるストレッチなのです。さらに、民間資格ではなく、その分野の専門家である国家資格の「理学療法士または作業療法士」が徹底した研修指導を行うことによって、理論だけでなく、本物の技術を身につけることができるのです!